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今や私たちの生活に欠かせない存在となっているコンビニエンスストア。
24時間いつでも開いていて、買い物だけでなく宅配や公共料金の支払いなど、まさに「社会インフラ」の一部といっても過言ではありません。
そんなコンビニ業界において重要なのが“立地戦略”。
同じ街に複数のブランドがあると「なんでここにこのコンビニが?」と疑問に思うこと、ありませんか?
そこで今回は、泉佐野市内におけるコンビニ各社の立地傾向を、地図を使って分析してみました。

泉佐野市内のコンビニエンスストア位置図


まずは下の図をご覧ください。

図1 泉佐野市内の各社コンビニエンスストア位置図(※2025年8月時点。当社調べ。[]内は店舗数を表します。実際の店舗数・位置とは若干異なる可能性があります)

パッと見て分かるのは、ローソンが特定のエリアにまとまって出店していること。
一方、セブンイレブンやファミリーマートは市街地全体にまばらに分布しています。
「なぜこんな違いがあるのか?」さらに詳しく見ていきましょう。

ローソン:働く人がターゲット?


みなさんはどんな時にコンビニを利用しますか?
平日のランチ、休日のちょっとした買い出し…
私自身も“コンビニを使わない月はない”くらいです。

「もしかして働く人のランチ需要を狙っているコンビニがあるのでは?」
そんな仮説を検証するために、2021年総務省・経済産業省実施の経済センサス活動調査のデータを使ってみました。
この調査では事務所・営業所ごとの従業員数が把握でき、500m四方単位で“働く人の数”を地図に可視化できます。
このデータと一番相関が強かったのがローソン

図2 2021年経済センサス活動調査とローソンの位置図

緑色が濃いほど、そのエリアで働く人が多いことを表しています。泉佐野市では沿岸部や関西国際空港は労働者が多く集まるエリアで、ローソンの位置図と重ねると見事に一致。ローソンは昼間人口の多いエリアを狙っている可能性が高そうです。

セブンイレブンのターゲットは住宅地か?

次に見るのはセブンイレブン
こちらは「夜間人口」、つまり住んでいる人の多さに着目してみました。
データは2020年総務省統計局実施の国勢調査を使用。
この調査は日本国内の人及び世帯の実態把握を目的としており、250m四方単位で“住む人の数”が可視化できます。
このデータとセブンイレブンの位置を重ねると…

図3 2020年国勢調査とセブンイレブンの位置図

以前のnoteでも投稿しましたが、泉佐野市内で人が多く住むのは、
・南海電鉄沿線の井原里駅西側~羽倉崎駅間
・南海泉佐野駅~JR日根野駅間
図を見ると、セブンイレブンはこのエリアを狙って立地しているように見えてきませんか?

ファミリーマートはドライバー狙い??


最後にファミリーマートを見てみましょう。
ファミマの特徴はずばり、ロードサイド
泉佐野市内を走る幹線道路・第二阪和国道を赤く表示し、ファミリーマートの位置図を重ねると…

図4 第二阪和国道とファミリーマートの位置図

なんと11店舗中5店舗がこの国道沿い、つまり車で立ち寄りやすい場所にあります。
ファミリーマートはドライバー需要を意識した出店戦略をとっているように見えます。

まとめ


こうして見てみると、
・ローソン=働く人が多い沿岸部
・セブンイレブン=住宅地の夜間人口
・ファミリーマート=幹線道路沿いのロードサイド
と、それぞれがしっかりとターゲットを決めて立地していることが分かります。
「なんとなく近所にあるコンビニ」も、データで分析してみると面白い発見がたくさん。
皆さんも自分の街を見つめ直してみてはいかがですか?

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